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この記事の目次

1.弱視とは

赤ちゃんの目は、大きさは少し小さいものの、大人の目とほとんど同じ形をしています。しかし、目の働きは未完成で、成長につれて少しずつ視力がよくなります。視力の発達のためには、物を見るという刺激が常に与えられることが必要です。遠視や乱視などのためにピントが合っていなかったり、斜視があって両眼で同時に物をみることができなかったりすると、視力の正常な発達が止まってしまうことがあります。このように、赤ちゃんの時期に何らかの原因で視力の発達が止まり、視力が低い状態になってしまったものを弱視といいます。
3歳児健診や就学前健診で異常を指摘されて眼科受診を勧められるお子さんがしばしばいらっしゃいます。診察の結果何も異常がないことも多いのですが、弱視が見つかって治療を始めるきっかけになることがあります。お子さんの正常な視力の発達のために、眼科での検査をお勧めします。

 

2.弱視の治療

保手浜眼科では検査や診察に慣れていないお子さんにもリラックスして検査を受けていただけるように心がけています。遠視や乱視がある場合には眼鏡による矯正を行います。9歳未満のお子さんの弱視治療用眼鏡は保険給付の対象になりますので、当院にご相談下さい。より専門的な治療が必要な場合には、治療内容に応じて適切な連携医療機関にご紹介します。