眼疾患

早期発見!緑内障|3月12日~18日は世界緑内障週間です

今、あなたが、車の運転をしたり、スマホを見たり、本を読んだりなど、眼の不自由を感じることなく生活ができておられるとすると、それはとてもありがたいことですね。
しかし、知らないうちに何かの眼の病気が進行しているとすると、それはとても恐ろしいことです。

「本人が知らないうちに、じわじわと進行していく。
それを治療せずに放っておくと失明につながる恐れがある。」
・・・「緑内障」という病気はこんな病気なのです。

図1 緑内障は日本の失明原因の第一位

 

 

3月12日~18日は世界緑内障週間です.
この機会に、一度、保手浜眼科で検査を受けてみませんか。
特に、40歳を越えた方、強い近視の方、両親や兄弟に緑内障の方がおられる方、これまでに眼圧が高いと言われたことがある方、などは、ぜひ受けられることをお勧めします。


Q:緑内障って、どんな病気なのでしょうか?

A:緑内障は高い眼圧によって視神経が傷害されて、視野が欠けていく病気です。

一度、視野が欠けると基本的にはもとに戻りません。
治療をせずに放っておくと、最悪、失明に至ります。

図2 緑内障のおこるしくみ

 

         

図3 緑内障による視野障害の進行

 

 

Q:どんな内容の検査をするのでしょうか?
A:主に、眼圧検査、眼底検査、OCT検査、視野検査の4つです。
※これらのほか、視力検査、細隙灯顕微鏡検査など、眼科の一般的な検査も行います。
眼圧検査とは、眼球の硬さを測る検査で、眼球を外側から押して、押し返す力を測ります。外側から押すといってもその際の痛みはありません。
眼底検査は、瞳から光を通して眼の奥の状態を調べる検査です。視神経の色や形を見ます。
OCT検査は、眼底の断面を描き出す検査で、網膜の厚みを測ります。
視野検査は、目を動かさないで見ることができる範囲を調べる検査です。
暗室にある視野検査器械の前に座り、器械ののぞき込み口から器械内部にある中心のマークを見つめます。マークの周辺に小さな光が次々と出現しますから、光が見えたらボタンを押す、という作業を繰り返します。これを片眼ずつやります。かかる時間は片眼で10分くらいですので、両眼で20分前後でしょうか。

図4 視野検査器械(自動視野計)

 

 

Q:検査を受ける際に、痛みはあるのでしょうか?
A:どの検査痛みはありません


Q:もし緑内障と診断されたらどんな治療を受けることになるのでしょうか?

A:眼圧を下げる治療を中心に行います。

眼圧を下げる方法には、目薬や内服薬、レーザー治療、手術がありますが、どの治療が必要なのかは、緑内障のタイプや病期によって異なります。
ほとんどの人は目薬から治療を始めます。
その後、定期的に受診していただき、治療の継続が必要です。


Q:症状が出てから治療を始めればよいのではないでしょうか?

A:いいえ。それはよいことではありません。

緑内障の場合、かなり進行した状態になるまでは自覚症状が現れないので、早期発見、早期治療が大事です。


Q:治療中はコンタクトレンズをしてはいけないとか、激しい運動をしてはいけないとか、何かの制限があるのでしょうか?

A:いいえ。特にありません。

定期検査をきちんと受けることは大切ですが、ふだんと変わらない生活をすることができます。

 

 

 

保手浜眼科に来られている患者さまの中には、緑内障が早い段階で発見され、そこから治療を開始し、その後もふだん通りの生活をされておられる方は数多くおられます。

あなたの大切な眼を守るために、また、早めに受けておけばよかったと後悔しないためにも、この世界緑内障週間に、一度、保手浜眼科で緑内障のチェックをされてみていはいかがでしょうか。
保手浜眼科はあなたの眼の健康ライフを丁寧にお手伝いします。